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1982
草創期 二輪タイヤ専門プロショップからスタートしたラフアンドロード
横浜で1982年に創業したラフアンドロードは、当時業界でもめずらしかった 二輪タイヤの専門プロショップからスタートしました。
開店当時、店舗での接客から整備はもちろん、オリジナル商品の開発や 広告作り、チラシ配りまでやることは山のようにあったので 昼夜を問わず働く毎日でした。 店舗はバイクが二台入ればいっぱいになるほどだったので 必然的にお客様の前で迅速かつ丁寧な作業をするほかなく お客様と会話をしながらも作業の手は止めない 「オープンピット」 という伝統のピットスタイルはこのとき確立されたもので 現在もラフアンドロードの大きな特徴となっています。 そしてどんなに忙しくても、お客様から預かった車両をお返しするときには ワックスがけはもちろん各所のグリスアップまでする、まじめで丁寧な作業姿勢はライダーの間で評判となり 確実にリピーターを増やしていきました。 -
1982
オフロード用品を取り扱う2号店を開店
この頃になると家族や仲間も直接、間接的に手伝ってくれることも多くなり、 一号店の二軒となりにオフロード用品を扱う二号店を開店。
タイヤ等足回りの整備エンジン整備等ピット作業を行う一号店は「タイヤ部」、 オリジナルウェアや海外のオフロード用品パーツを展示、 販売する二号店は「山岳部」と呼ばれました。
この「山岳部」では自分がライダーとしてほしいと思うモノや お客様からのアイデアをヒントに、便利な機能を盛り込んだオリジナルアイテムを 企画・開発、展示販売するという現在のラフアンドロードのモノづくりに通じるスタイルが誕生。 -
80年代前半
パーツメーカーとして発展
そして80年代後半になると当時ハイスペックで人気だった XR250、TT250、IT200、RDX250などを逆輸入しオリジナルの外装パーツや 吸排気系パーツなどを装着して販売するなど、用品のみならずパーツメーカーとしての側面も発展。 このように草創期のラフアンドロードは、オフロード色の強い総合メーカーとして 横浜のみならず全国のライダーに喜ばれる便利なアイテムを次々と世に送り出してきたのです。
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80年代後半
成長期 ツーリング用品メーカーとして発展した
80~00年代初頭80年代後半には今よりオフロード色の強い オートバイ用品総合メーカーとしての基礎ができ始めていたラフアンドロード。
今では当たり前になっていますが、ライディングジャケットに肩、肘プラスチックパッドや 脊椎、胸部ウレタンパッドを業界に先駆けて初めて開発、装備したのがラフアンドロードでした。
当時のライダーは、プロテクター等まったく入っていないウェアーを着用していました。
プロテクターを装備されたラフアンドロードライディングジャケットは 安心安全で全国のライダーから高い評価がよせられました。 -
90年代後半
商品のラインナップ拡充
ツーリストたちの要望に応え製品作りをしていくうちに、それまでの素材では日本の高温多湿の気象条件下で激しい雨やウェア内の蒸れを抑えることが出来ず、機能不足を感じていました。 レインギア並みの防水透湿性能をもちつつベンチレーション機能も充実したウェアの開発がスタートしました。 そうして90年代半ばに完成したのが高性能ゴアテックス®ファブリクスを採用した「ゴアテックス®EDジャケット&ゴアテックス®ツーリングパンツ」で、当時のライディングウェアの最高峰スペックを誇り、ヘビーツーリスト憧れの逸品となりました。 その頃になると、オフロードツーリング用品ならラフアンドロード、 と言われるほどになっていましたが、90年代になるとその機能的なアイテムをオンロードバイクでも使いたい、という要望が増えはじめウェア、バッグ、グローブなどにオンロードを意識したデザインが多数追加ラインナップされるようになります。
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1997
店舗拡大
そんななか97年には現在の川崎店、翌98年には横浜店が相次いで、 在庫量日本一をめざす大型店舗として誕生し、それまでの本社店舗は物流センターへと発展。
この頃になるとパーツ関係でも、オフロード用のみならずオンロード用はもちろん、 ストリート系、ビックスクーター用に至るまで様々なブランドが多く生まれました。 -
2004
本社移転
2000年を迎えたあたりから、ラフアンドロードは バイクにまつわるものなら、なんでもそろう総合ツーリング用品メーカーとして 多くのライダーに認知されるまでに成長。
取り扱うアイテムの増加に伴い、2004年には本社と物流センターを横浜市港南区に移転し大型化、現在に至ります。 -
これから
消費は「モノ」から「コト」へ。
激変する情報社会への対応
2000年以降はバイク用品業界のみならず、
世の中すべての価値観がこれまでに比べ
短いスパンでどんどん変化していく時代となりました。
インターネットやスマートフォンの普及により
ライダーの持ち物もどんどん変化し
これまでの「当たり前」が半年後にはまったく通用しない、
などということが頻発。
ラフアンドロードでは
こうしたライダーを取り巻く環境の変化にも
新素材や新機能を積極的に採用することで対応。
まだ早い時期から生産国や生産工場を見直し、自分たちが積極的に直接かかわることで
製品の品質は上げつつもコストを削減し、ライダーに負担を強いる無用な値上げはしない姿勢を貫いてきました。
常にきびしい自然にさらされるバイク乗りのために度重なる異常気象や地球温暖化も視野に入れつつ既存ラインアップや素材、搭載機能の見直しを行い
今、ライダーたちが本当に欲しているものは何なのか、自分たちもバイク乗りとして自社の製品を使い、検討、改良を繰り返す日々…
ラフアンドロードが創業当時から貫いている考え方は「常にライダー目線であれ」ということ。
複雑であったり華美になりすぎず、できるだけ簡素でありながら必要十分な役割を果たせるものに安全と快適性とプラスアルファの機能性があればいい。
そうした確かなものづくりの姿勢のもと生み出されたラフアンドロードの製品は
今なお多くのライダーやロングツーリストから支持され
過酷な環境でも生き残れるギアとして冬の宗谷岬越年ツアラーや世界ツーリストにもリピーターが後を絶ちません。
時代は昭和、平成、令和と移り変わり物の売れ方や情報取得の方法が激変した現代でも
変わることなくライダーの五感を刺激し続ける「バイク」という乗り物。
モノがあふれ、情報もあふれる時代に我々バイク乗りがすべきことはやっぱり、バイクに乗り、遊び、楽しみながらその素晴らしさを自ら発信すること。
そんなライダーたちの旅のシーンにいつもある
十人十色のツーリングギア
ラフアンドロードはこれからも変わらず
確かなものづくりと情報発信で
ライダーをサポートし続けていきます。