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【カブで行く初めての東北旅 往路前半編】静岡~青森1700km<カブで本州最北端を目指す!>

MOTTOラフロをご覧の皆さん、こんにちは!
カブでトコトコ旅するおばさん、GATAGOTOです!

2023年も、カブと一緒にいろいろなところを旅してきました。

今回は、9月に行った東北旅の前半ツーリングレポート!

静岡~青森1700kmで走った絶景ロードや特に思い出深いスポットなどをご紹介します。

今回はその青森までの往路の前半編をお届けします。

まずはダイジェスト動画

MOTTOラフロチャンネルにハイライト動画もアップしておりますので、
そちらと合わせてお楽しみください!

動画は記事よりひとあし先に往路1700kmまでご覧いただけます。

初日 今度はカブで東北へ

昨年は、北海道旅で日本最北の地「宗谷岬」に到達しましたが、
今回の旅の目的は、本州最北端の「大間崎」まで行くこと。

カブではまだ走ったことのない、東北各地の絶景ロードや、
観光スポットも堪能しながら、焦らずのんびり、トコトコと北上していきます。

静岡を出発したのは2023年8月31日。
ということで、着用しているのはメッシュジャケットですが、
悪天候や気温の変化も考え、RR7241ラフパーカーも持参しました。

1日目は静岡から山梨、長野を通って、群馬県草津町へ。
翌日の早朝から志賀草津道路を堪能するために、
初日はちょっと頑張って251km走りました。

2日目 群馬~新潟県燕市へ

初日はあちこち寄り道しながらもほぼ移動日でしたが、
2日目から、積極的に絶景ロードや観光スポットを楽しんでいきます。

志賀草津道路

まずは、初めて走るこの道からスタート。


ここを早朝から走りたかったため、前日に頑張って草津まできました。

朝8時前には群馬側の天狗山高原ゲートを通過。
平日ということもあり、ほぼ貸切状態で快走します。

志賀草津道路の最高地点の標高は2172m。
この国道292号は、日本全国の中で一番標高の高いところを走る国道なのだそうです。

高地のため天候は変わりやすく、濃霧が発生することも多いそうですが、この日は素晴らしい快晴!

青く澄んだ空と眼下に広がる草津の街並みに、絶叫にも近い歓喜の叫びをあげながら走ったのでした。

山頂付近の渋峠には、群馬と長野の県境に建つ渋峠ホテルがあります。
朝早かったため残念ながらまだ営業時間外でしたが、宿泊以外にもカフェやレストランの利用もできるそうです。

渋峠を越えて長野県に入ります。

県境から少し走ると、横手山ドライブインがあります。


素晴らしい眺望のレストランやソフトクリームが人気の休憩スポットです。

関田峠を越えて新潟県へ

交通量の多い幹線道路を避けるために、県道95号線で関田峠を越えて新潟県に入ります。
ところどころ細く、クネクネとカーブも多い山道が延々続きますが、
交通量はほとんどなく、カブなら気持ちよく楽しく走れる道です。

峠の最高地点あたりで新潟県上越市に突入。
しばらく下っていくと、何もなかった山道に突然大きな看板が現れます。

難局打開の鉄球

1972年に起きたあさま山荘事件で実際に山荘を壊すのに使われた鉄球がなぜか、ここ関田峠にひっそりと置かれていました。

その後、映画化された際に使われた鉄球も、実際のものと並んで置かれています。

事件自体はリアルタイムでは覚えていませんが、壮絶な過去の出来事を物語る鉄球と、そこから見える素晴らしく、そして穏やかな景色のギャップにいろいろと考えさせられたひとときだったのでした。

燕市のカフェ「VINTAGE HALL」へ

以前から気に入って使用していた新潟県燕市の食器メーカー、「株式会社青芳(あおよし)」さんの工場にあるレストランへ。

今回、旅の途中に燕市に立ち寄ったのは、道の駅燕三条地場産センターと、このカフェがお目当て。

アウトドアメーカーの本社も多い燕三条エリアは、ずっと気になっていた場所でした。

青芳さんの敷地内にあるカフェは、平日のみ営業と少々ハードルが高いですが、想像通りのおしゃれなカフェで大満足。
見渡す限りの田園風景を眺めながら、美味しいランチをいただきました。

・VINTAGE HALL
新潟県燕市小池4852-5 営業時間/11:30~13:30(土日定休)
@vintagehall_aoyoshi(Instagram)

燕三条エリアの道の駅は楽しい

・道の駅SORAIRO国上(くがみ)
https://www.michinoeki-kugami.jp

「自然と遊ぶ、道の駅」がコンセプトの道の駅国上は、敷地内でBBQやデイキャンプができたり、温泉施設も併設する楽しい道の駅!
また、ショップ内には燕三条ブランドのキャンプギアがずらりと並ぶコーナーもあり、アウトドアショップに来たような感覚でショッピングも楽しめます。

新潟県のご当地人気アイス「もも太郎」とコラボしているというショッキングピンクのソフトクリームも食べてきましたよw

・道の駅燕三条地場産センター
https://www.tsjiba.or.jp/michi/

燕三条ブランドの商品がずらりと並ぶ地場産センターを目当てにここ燕市までやってきたのですが、なんとなんと、地場産センターが棚卸しで臨時休業(涙)

翌日の開館を待つ時間的余裕もなかったため、今回の旅では地場産センターを見ることができなかったのでした…

ここはいつか絶対にリベンジしようw

2日目、群馬県草津町から新潟県燕市の宿までの走行距離は、218kmでした。

3日目 新潟県燕市~山形県酒田市へ

新潟随一のパワースポット彌彦神社

3日目は、朝7時にホテルを出発して早朝の彌彦神社へ。


まだほとんど人のいない境内をお散歩してきました。
創建から2400年以上の歴史ある神社は、荘厳な雰囲気。

神社周辺にはお食事処や甘味処なども多く、週末は多くの参拝客でにぎわっているそうです。

弥彦山スカイラインは二輪通行禁止

彌彦神社から、弥彦山スカイラインに向かいます。
山頂と神社はロープーウェイでつながっており、日本海や新潟のまちが一望できる展望台もあるとのこと。

ところがところが、山道を登って行った先の弥彦山スカイラインの入り口には「二輪通行禁止」の標識が!

なんと、弥彦山スカイラインは終日二輪通行禁止なのだそうです。
知らなかった~

今年も曇天の越後七浦シーサイドライン

仕方なく海側に下り、越後七浦シーサイドラインを走りました。


昨年、新潟港まで向かった時は、天気は悪いし、ガソリンはほぼ空っぽになって、越後七浦シーサイドラインを楽しむ余裕が全くなく「次は快晴の越後七浦シーサイドラインを楽しむぞ!」と思っていたものの、2度目の今回も残念ながらの曇り空w

それでも、ガソリンの心配がなかった分、去年よりは景色を楽しみながら走れました。

枝豆シェイクが飲みたい!

新潟といえば、美味しい枝豆は名物の一つ「枝豆シェイクが美味しい」と聞き、検索して見つけた。
「Farmer’s Kitchen Black Bird」さんへ。

https://fkblackbird.base.shop

モーニングセットと枝豆シェイクをいただきました。
枝豆シェイクも美味しかったけど、枝豆クリームパンが感動的に美味しかった!

土曜日の朝ということもあり、地元のお客さんで賑わっている人気のカフェでした。

笹川流れ

国の名勝天然記念物に指定されている村上市の笹川流れへ。

笹川流れとは、波の侵食によってできた奇岩や岩礁など、変化に富んだ風景が11kmも続く海岸のこと。
県下有数の景勝地として人気のスポットです。

天気の良い日は夕日や青い海と笹川流れの素晴らしい景色が楽しめるそうですが、残念ながらこの日は曇天…

またいつか、晴れた日に訪れてみたい場所です。

雨に降られながら山形県に突入

笹川流れを出発してすぐに雨が降り始めました。
この旅初めての雨にテンションは多少下がったものの、山形県の標識が見えてきて一気に気分が上がります。

初めてカブで走る山形県!
雨が降っていてもワクワクしました。

が、しかし…さらに雨は強くなり、仕方なく道の駅あつみで雨宿り。

同じく雨宿りのために道の駅に立ち寄っていた地元のライダーさんに声をかけてもらい、雨に濡れながらも、束の間の楽しい時間をすごしました。

山居(さんきょ)倉庫

雨の中を走り続けて、山形県酒田市の人気スポット「山居倉庫」に到着。


幸い雨も止んだので、山形で初めての観光を楽しみました。

山居倉庫は、明治26年に建てられた米保管倉庫。
2022年まで実際に使われていたそうです。

現在は、酒田市の観光物産館「酒田夢の倶楽」や庄内米歴史資料館が併設され、人気観光スポットとなっています。

・山居倉庫
https://sakata-kankou.com/spot/30159

3日目、新潟県燕市から山形県酒田市の宿までの走行距離は、219kmでした。

4日目 山形県酒田市~秋田県大潟村へ

鳥海ブルーラインを走って鳥海山へ。

鉾立展望台の手前で、山形県から秋田県に入りました。

この日は日曜日ということもあって、鉾立展望台のレストハウスは混雑していたためスルー。
鉾立展望台の駐車場から見えた風車がたくさん立ち並ぶ仁賀保高原に向かいます。

鳥海ブルーラインを秋田側に下っていくと、日本海と秋田平野が眼下にドーンと広がります。
この景色は圧巻でした!

鳥海ブルーラインから鳥海グリーンラインに入り、仁賀保高原へ。
途中、仁賀保南展望台の看板を見つけて曲がってみると、そこは、鉾立展望台の駐車場から見えたあの、たくさん風車が並んでいた場所でした。

南展望台まで続く2kmほどの道は舗装されているものの、車のすれ違いは厳しい細い道でも、交通量は多くないので、バイクなら楽々です。

道の両側には大きな風車が立ち並び、青い空と真っ白な風車のコントラストを楽しみながら走ります。

この道の突き当たりにあるのが、仁賀保高原南展望台。

眺望が開け、日本海から鳥海山まで素晴らしい景色が見られます。
また、2500年前に起きた鳥海山の山体崩壊(噴火に伴う山崩れ)の痕跡を見ることもできます。

・仁賀保高原南展望台
 https://www.nikaho-kanko.jp/pwm/area-284.html

 

ジャージー牛乳のソフトクリームが人気の土田牧場


レストランや乳製品が買えるショップもあります。

空気のきれいな高原で食べるソフトクリームは最高に美味しかった!

・仁賀保高原 土田牧場
 https://tsuchida-bokujou.com

男鹿半島に向かう途中で、秋田港にピカピカに光る高層タワーを発見

なんと道の駅あきた港でした。

地上100mの展望台を有するセリオンタワーは入場無料!
ということで、高所恐怖症なのに登ってみましたw

男鹿半島から秋田のまち、鳥海山まで、360度の展望が楽しめるスポットです。

・道の駅あきた港
 https://www.selion-akita.com

 

なまはげ

この旅でどうしても会いたかった2つのなまはげのうちの一つは、ここ男鹿総合案内所の敷地内に立つ高さ15mのなまはげ。

赤いなまはげと青いなまはげの二体が、国道沿いに堂々と立っています。

バイクと一緒に写真を撮るのは難しいけど、なまはげの近くには自撮り用の台も置かれていて、自由に写真を撮ることができます。

・男鹿観光総合案内所
 https://akita-fun.jp/spots/540

 

東北のウユニ塩湖と言われる鵜ノ崎海岸にあるカフェテラスでお昼ご飯。


テラス席で綺麗な海を眺めながら美味しい海鮮丼をいただきました。

地場産の食材を活かしたメニューが人気のカフェテラスです。

・鵜ノ崎テラス
 https://oganavi.com/gourmet/389/

門前のなまはげ立像

男鹿半島、門前地区に、もう一つのなまはげ像があります。


こちらは、高さ9.99m。
門前にはかつて、なまはげが一晩で999段の石段を積み上げたという伝説が残っており、これにちなんで9.99mなのだそうです。

こちらのなまはげは躍動感があって、間近でみるとなかなかの迫力ですw

男鹿半島の先端、入道崎へ


男鹿を代表する景勝地です。

ここには、全国に16基しか登れる灯台のうちの一つ「入道崎灯台」があるのですが、なんと、参観灯台であることをすっかり忘れてスルーしてしまったのでした(涙
ここにも、いつかまた来なければ…w

・入道崎
 https://oganavi.com/spot/48/

男鹿半島に行ったら絶対に行って欲しいのが寒風山

芝生に覆われた山は、登っている時も降っている時も楽しい。


そして、山頂からの360度のパノラマ絶景はため息が出るほどの美しさです。

山頂には回転展望台がありますが、冬季は休業中だそうです。

・寒風山
 https://oganavi.com/spot/74/

4日目、山形県酒田市から男鹿半島を一周して、秋田県大潟村の宿までの走行距離は260mでした。

静岡~青森 往路前半編 まとめ

というわけで、静岡から秋田県大潟村までの往路前半編のハイライトを駆け足でお送りしました。
旅の詳しい様子は、GATAGOTO CAMPチャンネルにアップしておりますので、興味のある方はそちらもぜひご覧ください。

次回は年明けに青森までの往路後半編の旅がスタートです。

2024年も引き続きよろしくお願いします♪