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濁流はクリアするもその先でアウト! 南米放浪旅 Vol.8

Hola todos!

¿Qué tal?Ahora esto…おっと!

失礼しました。つい、スペイン語が出てしまいましたね。流石に数ヶ月スペイン語圏にいると、自然とスペイン語出る様になってしまいますね。

 

….嘘です。

調子乗ってすいません。

本当は、地元民達とのトークに悪戦苦闘し、何とかついていけてる?程度のスペイン語話者カワダです(笑)

 

冗談はさておき、前回でそろそろチリに行けるか?というところで、アルゼンチンのカチ付近にて発生した土石流により、足止めをくらいました。

 

今日こそはチリ入国を!

キャンプサイトにて一泊し、翌朝バイクを走らせます。今日こそはチリに入国したい!40号線を北上し『サン・アントニオ・デ・ゴブレス』まで行き、西に向かえばチリ。大丈夫!行ける!

 

 

昨日道を塞いでた土石流はもう、ほぼ無くなってました♪

これならへっちゃら!イケルイケル!

さらに少し進んで行くと。。。

前回の記事で、カチに引き返した理由は『”目の前の土石流”だけが全ての原因ではありません』と書いたのはコレが理由です。

一箇所だけなハズがない。まぁ、昨日だったら分からないけど、今のこの水量なら問題なさそう!とは言え、川渡りはコケたら1発ゲームオーバー。ちょっと緊張するし出来れば渡りたくないのが本音です。

ちなみに深さが分からなかったり、流れが強かったら諦めます。

 

難所を抜け、これなら行ける!と思ったのに。。

さっきくらいの水量なら特に問題無く川渡りを終え、その後も時折出現する濁流を乗り越えて走ってると、これまた素晴らしい絶景に遭遇!

このサボテンがとにかくデカい!!

中々お目にかかった事の無い光景にテンション上がりまくりながら、写真を撮ったりして2時間くらい走った所で警察の車に呼び止められます。

👮「どこ行くんだ?」

僕「サン・アントニオ・デ・ゴブレス。後どんくらいかかるかな?」

👮「今この先の橋が決壊してて、先進めないよ。サン・アントニオ・デ・ゴブレス行きたきゃ、サルタ方面から迂回しないと」

僕「!?ウソでしょ!?ってか俺サルタから来たんだけど!!??」

👮「ハハ。まぁそーゆー事だ。んじゃ気をつけてな!」

ブーン。。。走り去る警察。

僕「・・・」

呆然とする僕。

 

アンデス越えの振り出しに戻れって、、ウソだろ?

確かに素晴らしい絶景続きではあったんですが、流石にまた40号を下ってカファヤテまで戻ってから、68号でサルタに行くのは距離もあり過ぎるし、しんどい。

それに「今まで来た同じ道戻れ!」って言う言葉は、バイカーからしたら最も言われたくない言葉のひとつですよね(笑)

ゲンナリしながらマップを拡大して再確認。。

「んん?」よーく見ると、カチの手前にサルタ方面に道※があるではないか!
※上のマップ「3時間21分」の下のあたりにある細い道が下図の33号

とりあえずこの33号線を走って68号に出てからサルタ方面に戻り、そこからこれまた細い51号で『カンポ・キハノ』を通って『サン・アントニオ・デ・ゴブレス』を目指す作戦にしました。

と言っても、今から一日でたどり着けるワケ無いので、暗くなるまで走って途中で宿取るなり、野宿するなりという感じです。

という事で途中まで同じ道を戻り、1時間くらいで40号と33号の分岐点に到着。サルタ方面に向かってしばらく走ると『ロス・カルドネス国立公園』を通ります。

奥までびっしりサボテンが生えています。

本当はゆっくりしたいんだけど、早く行かないと・・・
焦る気持ちと、絶景に後ろ髪を引かれつつ先を急ぎます。

 

とりあえず、リカバーし進路を確保。。

しばらく走ると、サルタに繋がる幹線道路68号に合流しました。

小さな町があったので、手当たり次第宿に入り値段を聞いてみたものの、どこも予算オーバー。仕方なくテントを張れる所を探す事にしました。

30分くらい走った所でCampingの文字を発見。コレは見込みあるかも!!
早速ゲート前にいる管理人さんに話しを聞いてみた所、一応アウトドアの施設らしいのですが、今は中に入れないとか。。でも、交渉してなんとか施設の外にテントを張らせて貰う事が出来ました。

ここの管理人さんは24h常駐してるそうなので、ここなら安心してテントが張れます。

 

ダメだ。。チリ入国までまだ遠い。。。
大丈夫、次回こそはチリ入国まで書く!

まぁ、それだけ中身のある旅が出来てるという事にしておきましょう(笑)

それではまた♪ ¡Nos vemos pronto!