こんにちは、東京モーターサイクルショー直前、
花粉症で常にボーっとしてるラフ広報 セキネ です(汗)
さて、今回はバイクに乗っている人なら誰でも
一度は夢見たことがある?世界ツーリングに関するお話です。
ワタクシ、広報という立場上ラフロに入社以来
そういう方々とお話させていただく機会が多く、
そんな中でも近年のコロナ禍の影響を感じることが多くなったので
今回はわかる範囲内でここ数年の世界ツーリストの
旅のスタイルの変化についてまとめてみたいと思います。
自分のバイクで旅をしない
これはここ数年、
とくに今年に入ってから強く感じることです。
今回のブログのサムネにもなっている
ベテラン世界ツーリストの仲良し3人組、左から
小林さん、古川さん(アキサン)、古橋さん(ふるさん)。
これまでの世界ツーリストは自分で乗っていたバイクで
世界に旅立つ、という方が多かったのですが
旅の途中でコロナ禍にあい、ユーラシア大陸の反対側に
バイクを置いて帰国した小林さんと古川さん。
その後、世界的パンデミックの4年を経て
2024年、旅人たちがまた活動を再開。
もともとVスト250乗りだった古川さんは現在、
知り合いとオーストラリアでシェア中のVスト250で
約1カ月オーストラリアをツーリング中。
ちょっとわかりにくいですが
古川さんと入れ替わりでそのあと古橋さんがそのVスト250を借りて
またオーストラリアを旅する、ということらしいです。
コロナ以降、バイクの輸送費がケタ違いに跳ね上がり、
旅そのものを楽しむ、ということから考えると
古川さんや古橋さんのように柔らかアタマで
別に自分のバイクじゃなくてもいいんじゃね?
と考える人たちが増えたように思います。
レンタルバイクで旅をする
これは今に始まったことではないのですが
国内でも北海道や沖縄など
遠隔地でのツーリングはレンタルバイクで旅をする、
という考え方が広まってきたことで
同様に海外でもレンタルバイクでツーリング、
というスタイルも増えているかと。
海外ツーリングの場合、比較的短期間の場合に
サポート体制がしっかりしたレンタルを選択することが多いようです。
人気You TuberのOri&Kaitoさんも
オリさんの母国コロンビアではレンタルバイクで旅してましたね。
例外として下の写真は以前サポートしたおっさんさんですが
世界一周途中で南アフリカから南米に自分のバイクが届かず
泣く泣くレンタルバイクでパタゴニアを旅した、
という方もいらっしゃいます。
現地でバイクを購入する
これは全く新しいスタイルで、
たった今南米を旅している川田さん(かわちゃん)がそれ。
なにしろ、バイクが決まっていないから
積載できる荷物の量や装備類が何を用意すればよいかわからない、
という所からのスタートでした(汗)
もともとバックパッカーだった彼は中央アジアの絶景の中を
バイクで旅したらもっと楽しいはず、と思いつき
現地でバイクを買って旅をするというスタイルに。
その時はバイクのウエアやバッグはもちろん
バイクそのものに対しての知識もほぼなかったとのこと。
今回も紆余曲折ありつつも無事地球の裏側パラグアイにて
中国メーカーのKenton SHARK200を手に入れて
間もなく南米旅が本格スタートするようです。
写真を見て荷物が無事に積めそうだと
ホッとしたのはナイショです(笑)
ちなみに彼がパラグアイの首都アスンシオンでお世話になっている
日本人バックパッカー宿「民宿らぱちょ」
じつはここの女将さんのウランさんも
弊社で以前サポートさせてただいていたお方。
彼女はジェベルXCで世界を2周したあと
地球の裏側でライダーをサポートしてくれる
ココロ強い味方になってくれています♪
かわちゃんの旅はバイクジン誌面でも連載中ですので
合わせてご覧くださいませ。
やっぱり自分のバイクで旅をする
近年でこそ少数派になりつつありますが
これまではすでに国内でバイクに乗っていて
その延長で愛車とともに世界ツーリングに出てみたい!
という人が大多数でした。
ラフロアンバサダーのさすライダーさんもそんな一人。
当時の愛車ゼルビスをオーストラリアに持ち込む時のノウハウは
貴重な海外ツーリングのハウツーとして今も閲覧多数。
当時は世界ツーリングに向けて走破性はもちろん
パーツ点数が少なくて、ある程度メンテナンス性の高い
シンプルな車体を日本国内で手配してから
予備パーツも持参しながら旅をするスタイルの方が多かったもの。
これは一度旅に出てしまうと長期間旅を続けられますが
その間は補給のないままなので
必然的に大荷物になってしまう、というデメリットがありました。
XT660Zに荷物満載で長旅していたりゅーちゅんさんもそんな一人。
荷物の量はともかく、
やっぱり自分のバイクで旅を再開したい、
というのは冒頭サムネにもあった小林さん。
彼はこの秋からヨーロッパに置いたままの自分のセローで
アフリカ旅を再スタートする予定だそうです。
自分のバイクにこだわっている、といえば
モンキー125で世界一周中だった庄山洋介さんもまた
4月からスペイン出発でアフリカを旅する計画が進行中。
現在スペインのバイク屋さんに預けているモンキー125は
とにかく積載力がほとんどないバイクで
出発前にはバッグ選びなどいろいろ知恵を出し合ったものでしたが
コロナで帰国している間に国内でもう一台モンキー125を用意し
別注のキャリアを作るなど旅の中断中も準備を進めていたようです。
3月いっぱいの日曜日には八潮市のはらっぱさんで
整備士資格を持った庄山さんがオイル交換してくれるとのこと、
彼の旅を応援したい方、お近くの方は是非。
自分のスタイルを臨機応変に楽しむ
様々なスタイルで海外ツーリングを実践して来た方々をご紹介しましたが
何が正しい、とかそういうことは一切ありません。
自分のコダワリを貫くもよし、
何かが起こったとき柔軟にそれに対応し、
あるいはバイクという手段自体をやめるのもアリ。
先日このブログで紹介した藤原かんいちさんご夫婦も
そういう柔らかアタマからE-BIKE旅を楽しんでいます。
どんなときも自分でしっかりと責任を持ち
臨機応変に決断実行する。
そして故郷で待つ人のために
「安全に生きて帰ってくる」
コレが一番大事です。
ラフアンドロードではそんな志をもつ旅人を
ロングツーリストサポート制度という形で応援しています。
直接旅の資金を援助、ということではなく
旅に必要なギアを特別価格で提供し
何かと物入りな新たなチャレンジを
微力ではありますがバックアップいたします。
旅先で撮影してきた写真や動画には、
言葉もいらない迫力や空気感があります。
それを見た次の旅人がまた自分の夢に想いを馳せる。
後に続く旅人のために、
出来ることを一緒に考えていきましょう。
以上、そろそろ自分も
ロングキャンプツーリング(国内)に行きたくて
ウズウズし始めた ラフ広報 セキネ がお伝えしました。