皆さんこんにちは。
ボリビアの南に位置するトゥピサという町で、不覚にも右足の甲を骨折し、手術を受ける事になった川田です。
医師に手術が必要と告げられた次の日、僕は泊まっているホテルのオーナーの車で、病院に向かいました。
まさか人生初の手術をボリビアで受ける事になるとは…。病院に着いた僕は服を着替え、手術室に運ばれます。
人生初の手術は南米ボリビアで!
もはや開き直って笑顔^^;
手術中は当たり前ですがスペイン語のみ。
そして言ったら悪いですが、ここは国際病院や大学病院じゃなく、田舎の質素な病院。ぶっちゃけ結構怖い。けれど前回お話しした通り、選択肢自体が限られているこの状況では、ここで手術するのがきっと最善策なハズ。
覚悟を決めて、医師に身を預けるしかありません。
麻酔を打たれ、朦朧とする意識の中での手術は約1時間で終了。無事プレート?を骨折部分に巻きつける事が出来たようです。
泊まっていた宿のオーナーが凄く親切にしてくれたので、入院はせず宿で療養する事になりました。
医師「ウチ松葉杖無いから、痛く無いように帰ってね。」
まぁ、今更驚くような事でもない。なので基本的に移動は全部ケンケン(笑)これからの療養生活を考えると、少し気が重くもありますが・・・。
ちなみに手術代は約20万円!
クレジットカード付帯の、海外旅行保険を利用しようとしたんですが、僕が手術を受けた病院とは保険会社が提携してないらしく、一度自分で支払い日本に帰ってから請求するという形になりました。
そして始まるバイクナシでも楽しい?療養生活
いよいよ療養生活の始まりです。
朝ご飯は宿のオーナーがサービスしてくれるという事で、ご好意に甘える事にしました。
昼食と夕食に関しては歩けない僕を気遣ってくれて、宿のスタッフが買い出しに行ってくれるとの事です。既にありがた過ぎます。
療養中は基本的にする事がない為、スペイン語の勉強をしてみたり、屋上の共用スペースにいる宿泊者と話したりトランプやったり…
写真は宿で最初に仲良くなった、ベネズエラ人とスペイン人のカップルです。
彼らはアーティストという事で、宿の壁にペインティングをする事で、対価としてタダで宿に泊まり、また次の町でも同じ事をするそうです。
ウユニ塩湖の絵ですね。
旅をしていると、このように中々日本で出会わない様な生き方をしてる旅人によく出会います。こういった柔軟な生き方をしてる人達から、色んなインスピレーションを受けるのが結構楽しい。
それと、ギターを持って旅をしていたフランス人が国に帰るという事で、持って帰れないギターを譲ってくれました。
弾いた事は無いけど興味はあったギター。今なら無限に時間があるんで、ギターの練習をする事に。
コレがかなり時間潰しになって助かりました。
半日くらい、屋上でギター弾いたりってのも珍しくないくらい、ギターにハマってしまいました(笑)
後は医師が往診に来たり(日程通り、時間通りには一度も来なかったけど(笑))、逆にこっちが病院行ったりといった生活を1ヶ月くらい続けてたら、徐々に良くなっていき、近い場所なら歩いて行けるくらいには回復。
更に、先程のアーティスト達とは違いますが、宿の業務を手伝いをする事で宿に無料で宿泊しているフランス人女性や、南米を自転車で旅してる(←旅人の間では”チャリダー”と呼ばれます)フランス人夫婦などと仲良くなり、自然と楽しい療養生活になってきました。
ちなみに、こうやって宿で療養生活をしている間もラフロのプリマロフトインナージャケットは、軽く羽織れるのでヘビロテしてましたね~。
医者からやっとGOサインは出たものの…
それから2週間経った頃にはギブスを外し、医師には「行けるなら次の町行っていいよ」とGoサインが。(↓この人が担当医)
ですが、歩けるようになったとはいえ、まだしっかりと違和感が残る右足の甲。この状態での長距離移動は危険と判断し、この町でリハビリがてらもう少しバイクで探索する事にしました。
まだ、北の方行けてないですし(笑)
本当はこの記事で療養生活が終わる予定だったんですが、長くなりそうなんで今日はここまで。
皆さんも、ケガには十分気をつけてバイクライフを楽しんで下さいね♪
それではまた♪ ¡Nos vemos pronto!