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ウユニ出発後、絶景を楽しみつつ移動を開始するも、まさかのアクシデント!? 南米放浪旅 Vol.14

Hola!Que tal amigo??

皆さんこんにちは♪

現地民や旅人と触れ合う事で、少しスペイン語の上達を感じつつある川田です! の割には、ガソリン入れる時「満タン」の単語が分からず、いつも後で調べようとして忘れちゃう川田でもあります。

次の目的地はボリビアを南下、トゥピサへ

前回、南米ツーリングでの最大のミッションである『ウユニ塩湖でバイクと2ショット』を無事遂行したワタクシは、ウユニの町で再び少しのんびりしてから、次の目的地をどこにしようか考え始めました。

とうとう念願の絶景に出会えた!鏡面状ウユニ塩湖の夕刻を撮影成功! 南米放浪旅 Vol.13

ウユニ後の行き先を、なんとなくでしか描いて無かったので塩湖を走った後「この後どうしようか」とマップを確認中。おさらいすると、今はボリビアのウユニ(下の赤丸のあたり)にいます。

ふと目に留まったのは、ここから南に200kmくらい行った所にある『トゥピサ』という町。

周りの日本人旅行者に聞いても誰も知らない、情報もそんなにない。って事で「面白そうじゃないか!」となり、向かってみる事にしました。

何となく居心地の良かったウユニを出発し、トゥピサに向かいます。

 

寄りたいところには妥協せず寄り道する!

標高3000m〜4000m辺りを行ったり来たりし、今日も今日とて一切妥協せず、寄りたい場所は全部寄り道しながら走っております。

もちろん気になる所は中を探検してみたり。

って事で遊びながらフラフラ走ってたら、200km走るのに1日かかってしまいました(笑)。オンロードのみで・・・。

結局トゥピサに到着したのは夕方。何となく目星をつけていた宿の部屋が空いていたので、そのままチェックイン。

宿にいた、日本を自転車で旅した事があるというフランス人、ニコ君と夕食を食べに行き少し早めに寝る事にしました。

宿のテラスで撮った写真です。赤茶のダイナミックな岩肌を見ているとアルゼンチン北部を思い出します。

国は違ってもエリア的には近いので同じ様な景色なんでしょうね。

 

さっそくトゥピサの周りを探検しよう!

翌日の朝、宿のスタッフに何となく見所を聞いたので早速向かってみます。

いやー!走ってて面白い!

こんな道ばっかり。

なんか、ボリビアってウユニ塩湖のイメージが強過ぎて、こんな赤茶色のゴツゴツの岩山ロードがあるなんて知らなかった。

この谷みたいな所に降りてってみると。。

すげーーー!!!!

何でこんなになるの??こーなるのに何年かかるの??

前回訪れたウユニ塩湖。もちろん感動した事には変わりないですが、予備知識と言うか、ある程度どんな場所か分かってる所に行くよりも、何も知らずに最低限の情報だけで飛び込んでみたら、とんでもない絶景に辿り着いた!という方がどうしてもインパクトは強いです。

まぁ調べないぶん、有名な観光地などを見逃す事もありますが、僕としてはそれ以上にこんな感じでランダムに、面白い場所に行きつくスタイルの旅の方が性に合ってる気がします。

そういった意味では、感動値の振れ幅は確実にウユニ塩湖を上回りました!

こんな所を走っていたら、一日なんてすぐに終わります。今日はトゥピサの南側を攻めたので翌日北側を走り、その次の日に出発予定です。

 

トゥピサの北側へ♪と思った矢先にアクシデント!

翌日の朝、前日とは逆方向に走り探検に向かいます。

そして事件が起こります。

アスファルトで出来た幹線道路を走っていると、なんだかバイクのリペアショップのような店の前を通り過ぎました。ちょうどオイル交換を考えていた為、寄ってみようとUターンを試みたとき、路肩が砂利になっており、しかもアスファルトの部分と少し段差がありました。

リペアショップに気を取られていた僕は、この「段差」に気付かず右足を地面につけようとしたら、バランスをを崩しそのまま転倒!その時、右足の甲に激痛がっ。。。

見てみると右足の甲が、右ハンドルのグリップエンドと地面に挟まってる状態でした。

周りにいた人にバイクを起こすのを手伝ってもらい、いったん宿に戻る事に。
幸い宿はここからすぐ、そこだけは運が良かったと思いたい所です。

右足の甲は、正直のたうち回る程の激痛。人生で一度も骨折はした事ないのですが、間違いなくなんかしら骨への重大なダメージを確信しました。

宿に戻って病院へ。事情を話したら、宿のスタッフもついてきてくれる事になりました。

一緒に向かった病院でレントゲンを撮ってみると…

お、折れてる!マジすか。。。
と、肩を落とす僕に医師から更に追い打ちをかけるような言葉が。

「手術が必要だ。長ければ2ヶ月近くバイクに乗れない」

しゅじゅつ??
にかげつ??
このまちで??

何にも考えたくなくなる様な事態になってしまいましたが、受け入れなきゃいけない現実と、この町ではそれほど多くの選択肢がないという事を考えると、ここで手術を受けるしか無さそうです。
…という事で手術を受ける事にしました。

次回、このトゥピサという町での手術、療養生活などをお話ししようと思います。それではまた・・・

 

あ、ここでちょっとお知らせです。僕がこの旅で着用していたラフパーカー、2025年の新色が出たようです。詳しくはこちらをどうぞ。