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12年に1回? 武相観音御開扉カブミーティング開催報告

皆さんこんにちは!歌うライダーゆみさんです。

私はFacebookで【カブで楽しむ大人の自由時間】というグループの管理人をしています(現在登録1700名)

このたび4月9日に50台限定の【武相観音開扉カブミーティング】を初開催しました。
これがとってもユニークなものになりましたので、今日はそのお話をさせていただきますね。

 

さてまず卯年武相観音開扉とはなんなのか?をご説明します!

【武相卯年観音開扉とは】

かつての武蔵国(現東京都八王子市、日野市、多摩市、町田市)と相模の国(現神奈川県横浜市緑区、青葉区、相模原市、大和市)の県境には観音様を祀るお寺やお堂が48箇所も点在しています。

普段は秘仏として閉じていますが12年に一度の卯年の4月の1ヶ月だけ開かれ、中の秘仏の観音様をお参りすることができるという貴重な機会です。

1759年(宝暦9年)に始まり今年で23回目を迎えました。

カブで巡礼するのにピッタリだ!

わたしは町田市木曽にある33番札所の覚圓坊の敷地内にある学びの館という場所で歌のレッスンをしている関係で、この開扉のことを知りました。

48箇所に点在する観音霊場の巡礼マップを見た時に、

「この距離感はカブで巡礼するのにピッタリだ!」と閃いたのです。

そのことを覚圓坊様にお話しすると、カブミーティングに大変興味を持ってくださり、快くミーティング会場として使わせていただけることとなりました。

これがその地図です!

この勝縁をいただいて各札所をカブ愛好家のみなさんに巡っていただき、地域の活性に協力するとともに懇親を深め、交通の安全を願い、バイクとともに清らかな自分の心と向き合うたびに出かけるというコンセプトを掲げて【武相卯年観音様開扉カブミーティング】を行うことにしました。

さてさて、どうやってお開扉とカブミーティングを結びつけようか・・・

みんなで観音様巡りをするか・・それともただ観音様の会場を借りてのカブミーティングだけにするのか・・・

ここのところが1番頭を悩ませたところです。

 

そしてこんなアイデアが出ました!

4月1日の開扉からミーティングへ参加する4月9日の当日までに、各自で1箇所以上の観音様を巡って御朱印をいただいてくることをミーティングの参加条件にするということにしたのです。

そしてその御朱印を元にゲーム感覚でポイントをつけて盛り上げようということになりました。

ミーティング当日

そんな理由で午前中は観音様を巡っていただくようにしたのでミーティングは午後13:30から開始となりました。
しかし皆さんはミーティングを相当楽しみにしていたようで12:30の受付開始よりかなり早い時間に集まり始めました。

 

場所の関係で事前に参加申し込みをした50台限定のミーティングとなりました。

内訳はハンターカブ21台、クロスカブ9台、スーパーカブ18台。

 

会場では、やまおじさんによる【やまシターバックスコーヒー】が開店し、
淹れたてコーヒーが振る舞われ、

 

手伝いに来てくれた影絵の劇団かかし座の俳優二人による
手影絵レクチャーで硬くなった手首をほぐしながら手影絵に挑戦したり、

 

覚円坊の管理人石川氏からも興味深いお話をいただきました。

さて、今回の開催にあたり、雑誌単車倶楽部やカブonlyの造形社様からもTシャツの提供のお申し出をいただき、

私が昨年の秋に参加しミーティング会場で弾き語りをしたご縁から、ポンポンCLUB浜松の会長宮地様からも本田宗一郎のカルタという貴重な品や、カブのミニフィギアを50ケも提供していただきまして、そのフィギアは参加賞にさせていただきました。

また、参加者にも何か不用品があれば提供していただけないかと提案したところ、ハンターカブのエンジンガードやグリップヒーターやステッカーなどの提供がありました。

もちろんラフアンドロードさんからも、ツーリングジャケットという素晴らしい商品の提供をしていただきました。

じゃんけん大会

このように豪華景品が集まりましたが、よくカブミーティングで行われているのは大じゃんけん大会かと思います。

でも何か工夫ができないかと考え、大きく分けて2つの賞品ゲットイベントを考えました。

まず一つ目は

【主催者が選ぶ賞】です。遠来賞、最年長、最年少、レディ遠来賞、ファッショナブル賞、最多御朱印賞という6つの賞を作りました。

遠来賞は岐阜県の岩崎さんと石川県の中山さんのお2人に。最高齢賞は70歳松村さん、最年少は31歳池谷さん、レディ遠来は静岡からピンクのカブで一人でこられた八木さんでした。

ファッショナブル賞は超かっこいいハンターカブの松竹さんが選ばれました。

 

そして最多御朱印賞はなんと48箇所の御朱印全箇所をゲットした芝野さん!

まさか全ての御朱印を集めてくるかたがいるとは!

観音様も喜ばれていることでしょう。

 

そしてもう一つのお楽しみは【御朱印エントリー賞】というのを作りました。

ルールは受付時に各々がそれまで巡ってきた観音様の中から、3箇所を自分自身でチョイスして用紙に記入してエントリーしてもらいます。

そしてそのエントリーした観音様ごとに、当日こちらで取り決めたポイントをつける形で発表しました。取り決めたポイントというのは、住所の末尾2桁の数をその札所のポイントとしたのです。
例えば2−3−4番地なら34点となります。それにビンゴによるラッキーポイントを加えてその結果最も多いポイントを確保した人を最高得点者!

 

そして最高得点には石川県から来た中山さんとダイオーさん(最高得点賞)でカルタとエンジンガードをゲット!

そして最も少ないポイントの青木さんが(エコ賞)に輝き、ラフアンドロードのジャケットを手にしました。サイズもピッタリということでとても喜ばれました

そのほかにもゾロ目賞や不動明王賞、観音様賞など、そして最後はじゃんけん大会で全員に景品が行き渡り、たいへん盛り上がりました。

 

 

まとめ

今回の開扉観音様巡りで感じたことは、地域の方が協力をして観音様を大切に守られているということでした。

どこの観音様でも温かいおもてなしで訪問客を歓迎してくださり、カブ乗りの皆さんは特別に豊かな気持ちでお参りができた様子でした。

年齢層は30代2名、40代9名、50代23名、60代13名、70代1名。
東京14名、神奈川28名、静岡3名、千葉1名、岐阜1名、石川1名。男性40名女性8名。

主催が女性だったことから8台もの女性カブライダーが来てくれてとても嬉しかったです。

参加者の皆さまが今回のミーティングの趣旨をよく理解してくださりたいへん協力的に進行できたため、温かい雰囲気の和やかなミーティングになりました。

今週末の今月いっぱい御開扉は行われています。
皆さんも是非訪ねてみてください!