新年あけましておめでとうございます
昨年元旦の能登の震災からちょうど1年、
地球的な規模での気候変動や災害がさらに多発した昨年。
近年の関東では5月には夏日が出現し
猛暑を越え命の危険を感じる酷暑の8月、
さらに汗ばむような暑い日は10月まで続き、
いつから日本は亜熱帯になってしまったのだろう、
春や秋が存在した優しい日本の四季はどこへ??
そんな不安におののく一年でした。
また集中豪雨や水害、
そして局地的な豪雪の増加。。
特に我々ツーリングライダーや、
SSTRに縁のある能登への度重なる災害は
東日本大震災後のつらさを思い出し
心を痛めた方も多かったと思います。
そんななか僕らバイク乗りにも
何か出来ることはないのか、
そう思いながら参加した10月のSSTR2024。
それこそ、出発日は12時間以上続く豪雨にあい
千里浜に到着した時、すべてが報われたような
最高の夕陽に、ホントに涙が出そうでした。
何よりも自分たちがまだまだ大変な時期なのに
変わらずに暖かく迎えてくれた能登の人たち。
本当にありがとうございました!
関係各所のみなさんが、それぞれに力を尽くし
一刻も早い平穏な元の生活が
能登に戻ることを願ってやみません。。
気候変動ばかりではなく日本の経済も
長引く円安、物価や燃料、資材の高騰、
それに比べて上昇しない世帯収入と
なかなか厳しい現実。。
二輪業界に身を置く自分ですら
このままのバイク生活を続けてよいのか?
とすら感じてしまうほど。
一方で防犯カメラによる相互監視、
SNSでの誹謗中傷など
良くも悪くも昔のゆとりや遊び心などが
どんどん失われているような気がします。
Model:Rina Onogi
本来、バイクとは人間の感性に訴える部分が多く
その構造上、ライダーがいて初めて自立(成立)する乗り物。
言ってしまえば比較的弱者である交通社会のなかで
まわりに生かされ、相互の関係のなかで認知してもらい
優しさのある社会でこそ成立できる乗り物だと思います。
つまり、人にやさしい社会だからこそ
バイクが成立できるわけです。
日本は世界的に見てもバイクメーカーの多い国、
いいかえればまだまだ優しさがある国なハズです。
内燃機関が電動にとってかわろうとも、
バイクという存在は社会のやさしさ、
人々の心の優しさが無くては成立しないのです。
だからこそ逆にバイク乗りは弱者に対し
率先して優しくあるべき存在、ともいえます。
とはいえけっして肩肘張って気負う必要は無く
バイクで旅をして、その土地の人の話を聞き、
同じものを食べ、自分の見てきたものを伝え、
共有できる時間でそこに寄り添う。
バイクに乗ることが非日常なら
乗らない人にもおもしろくて優しい存在の
バイク乗りがやってくることを
楽しんでもらうのもまた非日常。
自分がバイクに乗れること、
旅が出来ることに感謝して、人に迷惑をかけず
2025年も一生懸命出来ることを頑張る、
それくらいの「ゆるさ」でいいと思います。
「バイクで走れる、優しさの溢れる社会に」
そんなことを思いながら今年も旅にでましょう。
皆さまにとって2025年が良い年となりますように。
Model:Kohei Mori
最後になりますが本年もラフロ並びにラフロ製品への
変わらぬご愛顧のほど、よろしくお願い申し上げます♪
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